Sunday, April 10, 2016

Karenちゃん




由美江先生、


いつも、そちらの生徒さんの演奏をyoutubeで楽しみにしています。


今日、毎年恒例のBach contestで無事に1位を取ったので、今そのお祝いにCrustに来ています。

由美江先生が導入期の6年半もの間、楽しく音楽性豊かに導いてくださったおかげで、今でもpianoを続けています。


真由美(Karen母)
記事のリンク:「生徒の声」はここから読めます


写真は、Crustで大好きなマルガリータピザと一緒に映るKarenちゃんです。
Crustは、ケンタッキー(レキシントン)にある、主人のお店のうちの一つで、Karenちゃんのお気に入りのお店です。

丁度、前回のニュースレターでも登場した生徒です。(Let it goのカラオケの子です)

バッハコンテストはケンタッキーでは毎年恒例で1位になった生徒は、翌年はDivisonを上げないといけないため、課題曲もどんどん難しくなるのですが、Karenちゃんは自分が指導してた頃から毎回1位でした。もうそろそろバッハの平均律のプレリュードとフーガとかの上級レベルな課題になると思います。(注:この生徒はコンペに全てを賭けてません。バッハが好きなのと、毎年変わるトロフィーに興味があるのだと思います)笑

お母さんからの便りで、Karenちゃんの動画を楽しんでる生徒もいますと伝えた所、今の生徒の動画の感想を頂いたのでシェアします:

Sean くん、一生懸命に取り組んでいる姿に、そしてピアノに向き合うあのきらきらした瞳に、いつも心を鷲づかみ(笑?)にされています。どんどん上手になっていて、またレッスンがとっても楽しそうで、素晴らしいですね。

Mayaくんの演奏は、なんだか、凄すぎますね(笑)。とてもあの年齢とは思えません。リズムをしっかりと身体の中から感じて弾いているのが分かるし、また自分の音をちゃんと聞きながら演奏していて、思わずこちらが引き込まれます。

また他にも才能に恵まれた生徒さんがいらして、やっぱり才能のある先生のもとにはそういう生徒さんが集まって、さらに伸ばしてもらえるんだなぁと、思っています。

真由美


ここで少しKarenちゃんの成長振りを簡単に動画でシェアします。

3歳の頃の初ビデオです。

過去のニュースレターの保護者からのコメントにもありますが(クリックして過去記事を読む)、当初は座っていられなかった為、リトミックを取り入れて、遊び感覚でレッスンを進めました。

4歳の頃です。変顔!?バンザーイしたのは習い始めた器械体操の影響!?

7歳の頃。チェンバロでバロック!



           8歳の頃。ハロウィーンとスターウォーズ!

9歳になったばかりの最後の発表会。1ヶ月で譜読みして挑んだ、本場での演奏です。
・・・このケンタッキー最後の発表会後の感想の一部をシェアします:

先日のリサイタルでは、素晴らしい思い出を家族全員で分かち合うことができ、本当に幸せでした。素敵な時間を作っていただき、ありがとうございました。

かれんの演奏は、私は相変わらず自分の方が緊張していて、あまりじっくり聞くことが出来なかったのですが、当の本人が帰りの車の中で「mistakeは あったけど、I feel awesome!」と言っていたので、私としては「良かったな~。それが何よりだなぁ。」と嬉しく思いました。本人が練習してきた結果を、そういう気持ちで締め くくることが出来ることが素晴らしいことだと思います。4ヶ月前に目指していた目標を遥かに超えるところまで、導いてくださったこと、感謝の気持ちで一 杯です。

皆さんそれぞれに今までの練習の成果を出されていて素晴らしかったのですが、やはり由美江先生の「各々の個性を大切に」されている成果がここにあるのだな~、と改めて感動したリサイタルでもありました。かれんが私に言うのですが、"I don't believe I will meet someone like Miss Yumie who I can talk about music with so much fun with, never again in my life!"彼女が言うとおり、この6年近くの間ずっと「ピアノが、そして音楽が楽しい」ことを教えてもらった彼女は、とてもとても恵まれていました。本 当にありがとうございました。

そして、もうひとつ感じたことがあります。それは、やはり由美江先生の演奏家としての姿を生徒さんが見ることがとても大切だったんだなぁ、ということです。かれんも由美江先生とduetをさせていただく機会を何度か頂いていますが、今回duetされた生徒さんとの演奏にふれ、やはり由美江先生の演奏家としての素晴らしさと、それに直に触れることが出来た生徒さんたちがいかに恵まれていたのか、と痛感しました。


かれんは、リサイタルが終わった夜、由美江先生との別れを惜しんで泣きに泣き、「自分は将来ピアノの先生になる。そしたら、MissYumieと近い存在になれる。」とか、もともと彼女は将来シェフになるのが夢であるので、「それか、私はやっぱりシェフになって、PortlandのMiss Yumieのhusbandのrestaurantで働かせてもらう」など、さまざまに自分を励ますための目標を語っていました。私は「距離が少し離れるだけだから。これで『お別れ』になるわけではないから。」と必死に語っていましたが、それは私が自分自身へ言い聞かせていることでもあります。

由美江先生には言葉には出来ないほど、お世話になり、ご迷惑もおかけし、家族全員でここまで導いていただいたと思っています。由美江先生が私たち家族を見捨てることなく、本当に根気よくここまで支えてくださったと感謝しています。実際にお会いしている状態ですと、しんみりしてしまうので何も言えないのですが、私もこれでお別れだとは思いたくないので、「今後とも宜しくお願いします。」という気持ちです。


今までのかれんへの指導だけでなく、その他の生徒さんへの由美江先生の指導を目の当たりにしてきましたので、由美江先生の音楽教育にかける情熱、真摯な思い、そういったものは理解していたつもりです。ですから、由美江先生を疑ったことなど片時もありませんし、先生に出逢えてよかった、という感謝の気持ちしかありません。何よりも、この6年間、かれんがピアノのレッスンへ行くことを毎回のように楽しみにしていたこと(練習がおぼつかないときでもでした。笑)、そしてピアノが彼女の人生の大切な一部になったこと、これが、私たちにとって先生のすばらしさの一番の証だったように思います。先日もヒロが言っていましたが、「あのとき、あのKorean Groceryで由美江先生のあの手作りポスターに出逢っていなかったら・・・・。」と。あの頃は、何人ものアメリカ人の先生に問い合わせて、断られ続けていた時期でした。「断られ続けていてよかったね。」と2人で話していました。あのポスターと断ってくれた何人ものアメリカ人のpianoの先生のおかげ(?)で、由美江先生との素晴らしいご縁に恵まれました。

しつこいようですが(笑)、これでお別れと思っていません。

由美江先生はかれんの、いえ私たち家族全員の音楽の恩人ですから。
少し距離はできますが、是非、今後とも宜しくお願いします。
真由美